共感的指圧のススメ
2008-03-09に、こんな日記をUPしました。
指圧のコツ
→http://d.hatena.ne.jp/hikarihill/20080309/1205058363
内容の重要部分を 再掲します。
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指圧と言うと、
「指でおす」と言う文字通りの意味で捉えてしまいますが、
私は、
「おす」ことよりも、
「おさえる」と言うことが、大切なのだと考えています。
そして、効果の面で、
この意識の違いは、
かなり大きいものなのです。
更に、もっと大切なことがあります。
それはおさえた状態から圧を抜いて行くことに、
治療の本質があると言うことです。
からだの一部分に圧を加えると言うのは、
一時的に、
圧迫状態を創り出すことですね。
この時、血液、リンパ液と共に気の流れも妨げられます。
からだは、窮屈さを感じて、
脳が、その場所を何とかしようとする。
そうやって、脳が、その場所を認識したときに、
圧を抜いてあげる。
すると、血液やリンパ液と共に気の流れが一気に流れ出す。
圧迫された文、勢い良く流れるんですね。
圧を抜くときに、
皮膚や筋肉が膨らむ感じを感じながら、
ゆっくり、抜いてあげる。
すると、
その場所に、ジワーッと、気持ちいい感覚が広がるんです。
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最近は、よくこんな解説をしています。
なぜ指圧するのかといえば、
その場所を、脳に認識してもらうためなんです。
「ここが、固いですよねえ。」
「この場所が、痛みがある場所なんですよね。」
と、脳によーく、味わってもらうのです。
そして、
しばらく、その固さや痛みと、一緒にいる。
固さや痛みに共感し、共有するんですね。
それで、脳に、よーく、味わってもらったら、
ゆっくりと力を抜いていくんです。
その気持ち良さも、一緒に共感し共有するんです。
強すぎる指圧では、これは、出来ません。
強すぎれば、どうしても、からだは抵抗します。
ですから、ほどよい強さというのを探していく技術が、
施術師には、必要なんです。
もし、分からないなら、かん者さんに教えてもらえばいい。
そういう点でも、治療は、協同作業なんですね。
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