からだの使い方

 からだの使い方を、
 荷物の持ち方で、
 一つ、実験してみましょう。
 想像してみるだけでも構いません。

 まず、それほど重さを感じない荷物を、適当に用意してください。
 マクラなんかでもいいです。
 それを、両手で抱えて持ってみてください。

 一つ目の持ち方は、
 その荷物をいつも通りに持つ持ち方。
 これを一分間続けてください。
 それから、一度、どこかに荷物をおいてください。
 でも、荷物を持っていたときの感覚を覚えておくようにしましょう。
 
 それから、
 二つ目の持ち方をやってみます。
 この荷物は、とっても重い荷物なんだとイメージしてください。
 それから、その荷物を、さも重そうに、
 一分間、持ち続けてください。
 また、荷物をどこかに置いてください。
 お疲れ様でした。
 今の持ち方と、
 最初の持ち方はどう違ったでしょうか?

 それでは、
 最期に三つ目の持ち方。
 この荷物は、とっても軽いとイメージしてください。
 からだも、緩めて
 特に腕の力は、柔らかく入れるようにしましょう。
 荷物が持てないほど力を弱くすると言うのではありませんよ。
 いつもより、柔らかさをイメージして持つと言うことです。
 そして、
 ゆったりした気持ちで、
 その荷物を持ってみてください。
 元々、それほど重くないので、
 軽々と持てるのは、当たり前でしょうが、
 もしかしたら、
 今まで以上に、軽さを感じるかも知れません。
 一分たったら、その荷物を、置いてくださいね。

 どうやったら、よりラクに、心地良く、からだを使えるだろうか?
 その質問を楽しんで、
 新たな使い方をみつけようとすることが、
 ラクで痛みのない肩を創る方法なのです。

 光が丘治療院から、
 皆様の、からだに、心地よさが広がりますように、
 心より、お祈りします。