指圧のコツ

 患者さんの中には、
 自宅で、自分でマッサージや指圧をしている方がおられます。
 自分の健康を自分で守ろうと言う態度は、
 とっても良いことだと思っています。

 そこで、そんな患者さんのために、
 少しだけ、指圧のコツを伝授したいと思います。

 指圧と言うと、
 「指でおす」と言う文字通りの意味で捉えてしまいますが、

 私は、
 「おす」ことよりも、
 「おさえる」と言うことが、大切なのだと考えています。
 そして、効果の面で、
 この意識の違いは、
 かなり大きいものなのです。

 更に、もっと大切なことがあります。
 それはおさえた状態から圧を抜いて行くことに、
 治療の本質があると言うことです。

 からだの一部分に圧を加えると言うのは、
 一時的に、
 圧迫状態を創り出すことですね。
 この時、血液、リンパ液と共に気の流れも妨げられます。

 からだは、窮屈さを感じて、
 脳が、その場所を何とかしようとする。

 そうやって、脳が、その場所を認識したときに、
 圧を抜いてあげる。

 すると、血液やリンパ液と共に気の流れが一気に流れ出す。
 圧迫された文、勢い良く流れるんですね。

 圧を抜くときに、
 皮膚や筋肉が膨らむ感じを感じながら、
 ゆっくり、抜いてあげる。
 すると、
 その場所に、ジワーッと、気持ちいい感覚が広がるんです。

 ぜひ、試してみてくださいね。
  
 光が丘治療院から、
 皆様の健康と快癒を、お祈りします。