やめることの大切さ・第12話

 前回に続き、甲野善紀氏のお話です。
 甲野氏は、
 数十年の武道の探究の結果、
 とても、シンプルなことに気づいたそうです。

 それは、
 「やめれば良かっただけだった」
 と言うことだそうです。

 これだけでは、何のことやらさっぱり分かりませんよね。

 甲野氏は、水が流れるように淀みなく動くことを探究していました。
 その淀みのない動き、
 滞ることのない動きこそが、
 自然で、しなやかで、無駄のない動きなのです。

 そんな風に動く為には、
 「淀ませることをやめる」
 「滞らせることをやめる」
 「無駄なことをやめる」
 と言うことが大切だったのです。

 そして、今まで何とかしようとしていたことを、やめて行ったときに、
 自然に動くことが出来ると言うワケです。

 鍼・マッサージのかん者さんたちも、
 からだの動きと気の流れを滞らせています。
 その滞りをやめるようにサポートするのが、
 鍼・マッサージ師のお役目ですね。

 光が丘治療院から、
 皆様の健康と快適生活を、
 心よりお祈りします。